よく晴れた午前中にカメラを持って散歩をしました。
だいぶ暖かくなってきましたが、伊吹山(いぶきやま)の主峰標高1,377 mあたりはまだ広く雪が被っています。
垂井町を流れる相川(あいかわ・伊吹山南麓の明神の森付近が水源)の側にカメラをセッティング。
川を流れる水の音と、伊吹山の姿がなんともハーモナイズして心地良いです。
ハッセルブラッド500CM
『Hasselblad』はスウェーデンのカメラメーカーです。
私が初めて買った中判カメラです。もう20年前になりますね。世界的に有名なアポロ計画(1972年の有人宇宙飛行計画)に関する写真は全てハッセルブラッドで撮られています。
私がカメラを始めた当時、勤めていたスタジオでは中判カメラは「マミヤRZ67」を使用していました。
これがとても大きなカメラで、携帯するにはあまりにも存在感が有り過ぎました。
そんな中、師匠室の防湿庫に保管され、師匠しか使用できない中判カメラがありました。それがハッセルブラッドだったのです。
そのようなカメラの存在すら知らなかった私は以降、師匠の「特別なカメラ」を羨望の眼差しで見ていました。折に触れ、師匠の撮影助手をする際にハッセルブラッドのメンテナンスと銘打っては防湿庫からカメラ持ち出し、その触感や操作を学んだものでした。