先日、ロケで多治見を訪れた際に『多治見市モザイクタイルミュージアム』の事が頭に浮かび撮影後に立ち寄りました。
1枚の表面積が50㎠以下のタイルをモザイクタイルと呼び、多治見市は生産量、シェア共に日本一だとか。タイルコレクションを中心に、地域で培われてきたタイルの情報や技術を発信するミュージアムという事です。
施設の設計は自然素材を取り入れた建築が特徴の藤森照信氏。
藤森は「街の中には土を採る場所がポコポコあり、それをイメージして外壁に土を塗り、タイルをはめ込んだ」としている。
なんだかスケール感が掴めないので人を入れて撮ってみた。
角のない興味深いシルエットでまるで子供の砂場遊び?午後の光に照らされて外壁の土が良い色を発していました。
ゲートを進みます。アプローチからの視認性も抜群に良い。小道を歩くと童心に帰るようです。
アプローチの途中で楕円形で木造りの小さな入り口が見えたので、藤森さんらしいな〜と思ったら見ていたら扉が滑らかにスライドして人が出来てきた!まさかの自動ドアに意表を突かれながらも、小人が住むドールハウスの様な、、不思議なスケール感を感じさせてくれる。
土壁にモザイクタイルが視認できる。四角いのは窓。
屋根には植栽が見える。建築を自然に例えているかのよう。
入り口が近づいてきた。
玄関周りには六角形の石が敷かれている。これも規則性は無くランダム。
入り口近景。なんとも愛らしい入り口だ!この扉が自動ドアなのだ!(笑
土壁表面のタイルも陽に反射してキラキラと光っていて印象的。タイルの組み合わせはランダムだが場所には規則性がある。ここもミソだね。
いろ、かたち、模様、質感など様々。光る姿を見ていると星だと感じた。
入り口屋根には藤森氏特有の銅板。この味のある風合いは手作り特有のものですね。
内部は1階〜4階までのミュージアムとなっていて観覧用は大人で310円だったかな。またゆっくり再訪するので今回は外観だけ。