トッド・ハイド写真展
トッド・ハイド写真展

トッド・ハイド写真展

先日、東京銀座で開催されたトッド・ハイドの写真展「Light and Shadow in the Suburbs: selections from 25 Years」を観てきました。アメリカ人の写真家Todd Hido(トッド・ハイド)による日本初の写真展です。

日本で、こんな日が来るなんて、、、とても嬉しく感動の時間となりました。

実は、私がトッド・ハイドの写真展を観るのは2回目。最初に観た写真展は2005年にアメリカのテキサスで開催された写真展でした。

それは、仕事帰りふらっと立ち寄ったブックストアーで、写真集コーナーを物色していたところ1冊の写真集が目に止まり、どこか記憶の琴線に触れる表紙の写真に惹き込まれたのです。

写真集を購入し、すぐに写真家のホームページを辿り記載のメールアドレスへ感想を送りました。

すると返事はすぐに返ってきて、そこには感想のお礼と、近くテキサスのヒューストンで写真展が開催されるとの内容が記されていました。

20代半ばの私は居ても立っても居られず、写真展への渡航を決意したのです。

あれから20年が経ち今回、日本で写真展が開催される情報を得て、しかもトークショー&サイン会まであるとのこと。

開催場所は東京銀座。人数制限ありのイベントでしたが、無事にチケットもゲットし、この日を迎えたのです。

場所はAKIO NAGASAWA Gallery(銀座)

Light and Shadow in the Suburbs: selections from 25 Years

2025年10月10日(金) – 11月29日(土)
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSE)
※11/8(土)〜11/25(火)は13:00–14:00 CLOSE
休廊日|日・月・祝日

彼のオリジナルプリントを観ながら、あの頃の自分の姿までも見えてしまう、、そんな体験となりました。

トークショーは銀座の蔦屋書店。定員50名予約制の最前列を確保し、目の前で彼の言葉を浴びた。

質問コーナーでは最初に発言する機会を得て、彼の深い写真論を肌で感じ、あぁ来て良かったと改めて思いました。

サイン本には20年前に購入した写真集を持参。

時が経ち少し色褪せた表紙の写真集になってしまったけども、彼はサインをする際「この写真集は妻との思い出の1冊です。出会った頃に彼女の持っていたこの写真集が色褪せてしまって悲しいと涙を流しました。私は、それも写真なんだよと、声をかけたんだ。」と。

素晴らしい時間に感動の連続。ありがとうございました。