以前に私のパリの写真を購入していただいたお客様(レストラン)から、「写真のフレームを替えて欲しい」とのご依頼を受けました。
永いこと展示されていたので、フレーム表面のアクリル劣化と、額の雰囲気を替えたいとの事。私の写真を好んで展示して頂けるのは大変嬉しい限りです。
さて、新しいフレームはサイズも以前のものと異なることから、加工が必要です。
右が新しいフレーム。アンティーク調のブラックフレームをチョイスしました。
額から外してますが左が以前のフォトフレームのサイズ。このままでは新しいフレームに当然入らないので加工が必要になります。
今回は絵画用のフレームを選びました。表面の装飾も細かいところまで上手に仕上げて有ります。黒いフレームに金縁。お店の雰囲気にきっと合うのではないでしょうか。ワクワクが膨らみます。
まずはざっくり台紙の写真と新しいフレームとのバランスをみます。
上下左右の余白も変なぎこちなさは無く、写真と額の存在感はバランスよく保たれていると思い安心しました。この台紙を加工(カット)し、新しいフレームにそのまま入れることが出来そうです。
まずは内に入る台紙の寸法を出します。
台紙にガイドラインをひきフレームの大きさにカット。今回は台紙が薄いので作業がしやすかったです。
四方をカット。
すっぽりと台紙が新しいフレームに入りました。
本来はキャンバスが入る絵画用のフレームなので厚みが20mm残ります。
ここを埋めないと内部はスカスカで写真の平面性が保てないですね。
ホームセンターで20mm厚さの発砲版を購入。
サイズカットし、すっぽり20mmの厚さを埋めることが出来ました。壁にかけて展示するものなので軽くないといけないですよね。
最後にアクリル板の装着です。
アクリル板表面の保護シートを外してフレームの最前列へ滑り込ませます。
はい、出来上がりました。
アクリル板の表面に傷はないか、フレームにゴミが入り込んでいないかなどチェックし作業は終了。
さっそく納品するとお客様の反応も良く安心しました。お店の雰囲気、壁の色とも相性が良さそうです。
ありがとうございました!!