私の師匠の写真展がノリタケの森ギャラリー第一展示室で開催中です。
“からくり人形の世界 老川良一(写真)・牧内則雄(絵画)二人展”
2021年5月11日(火曜)〜16日(日曜)
10:00〜18:00※最終日は16:00
15日(土)15:00〜より尾陽木偶師九代 玉屋庄兵衛(たまや しょうべい)氏のからくり人形実演とギャラリートークが開催されます。
ノリタケの森ギャラリー外観。
私は一足先に現地へ。生い茂った緑が心地良いですね。レンガ造りの建物も緑との相性がとても良いように思います。
エントランス
掲示板にはポスター
尾張では、多くの山車のからくり人形が春秋のお祭りを盛り上げています。尾陽木偶師 九代玉屋庄兵衛氏が、江戸時代から続く、その技を今日まで伝えて来ました。そんなからくり人形と玉屋庄兵衛氏に魅かれて、創作活動を続けて来た二人が展覧会を催します。
老川良一(写真)は、「弓曳童子」「文字書き人形」「茶運び人形」などの緻密な製作過程、人形の表情、玉屋庄兵衛氏のものづくりの姿など、牧内則雄(絵画)は、からくり人形と山車祭りがつくり出す時代絵巻を見せています。ぜひご高覧くださいませ。
ノリタケの森ギャラリー
エントランスを入り2Fのギャラリーへ向かいます
ズラリと並んだ写真。
からくり人形にも多くの種類があり、木で作られた緻密な造りの人形に驚くばかりです。
弓曳き童子
からくり人形のもつ表情がひじょうに豊かです。
からくり人形は本来、着物を着けた状態を見ていますが、この写真では骨組みだけ。貴重な姿だと思います。
弓曳き童子の面相
弓曳き童子の製作過程
カシラの製作
九代目 玉屋庄兵衛 氏
からくり人形の材料は、バネにクジラのヒゲ、手・足・頭の塗りに胡粉(カキ等の貝殻を粉末状にしたもの)、つなぎにニカワ・和紙を用いる他はほとんど木です。
茶運び人形
人形作りは「木との対話」から始まる。人形の出来を決めるのは「頭(カシラ)」である。
木と向かい合い心を込めて彫りあげる。人形に魂を入れる緊張の瞬間である。
「木との対話」を楽しみ、人形を作り続けます。
九代目 玉屋庄兵衛
是非この機会にからくり人形の世界に触れて見てください。
“からくり人形の世界 老川良一(写真)・牧内則雄(絵画)二人展”
2021年5月11日(火曜)〜16日(日曜)
10:00〜18:00※最終日は16:00