以前に青森県立美術館へロケへ行った際に館内のレストランへ立ち寄りました。
ホワイトとブラウンの落ち着いたカラーの空間に逆光となったシルエットはハンス・J・ウェグナーの家具。青森という東北にデンマーク家具は馴染みますね。
椅子の下に向かって細くなるテーパーをかけた脚は全体に優雅で軽快感を持たせています。背もたれを支える左右の脚ふたつの突起部分がなんとも愛らしく感じられるのです。
まるで北欧の深い森の中で佇む動物たちのように感じてしまいます。
ペーパーコードを施した座面にクラフトマンシップが映えます。自然界に直線が存在しないように、この名作家具にも直線が見当たりません。
椅子の巨匠、ハンス・J・ウェグナーの家具は一生物の家具と言われています。
憧れです。