書店でインテリア雑誌をパラパラ眺めているとピタッと止まったページ。
私が撮影した『しばもくの家』の写真を発見しました。見開き片面に大きく扱われていてコピーが添えられています。嬉しいですね。
雑誌に写真を大きく扱われるにはそれなりに”耐えられる写真”ではないと掲載できません。インパクトだったり、力強さ、誠実さなど、写真から読み取る印象は人それぞれですが、雑誌という不特定多数の人に見られる写真として大きく扱われる事はカメラマンとして大変光栄です。
実際の写真
説明的な写真とは別に、撮影の際は画面のコンポジションに重きをおいています。
コンポジションとは『画面構成』になるのですが、このアングルが私にとって気になり撮影の動機となったのは以下の画面構成に興味を持ったのが理由です。
分かりやすいように画面構成を色分けしてみました。低いダイニングテーブルの奥のキッチンインテリアですが、こんな感じにフレーミングしています。ダイニングに吊り下げられたルイスポールセンのペンダントの位置を中心に構成。
壁前にある椅子と花瓶は実際には無かったのですが、私はここに何か有った方が雰囲気が出るんじゃないかと判断。二階にあったウェグナーの椅子と花瓶をチラッと入り込ませました。そうすることで写真に空間が生まれ、見た時の目線の収まりが良いんですよね。
画面の中は詰め込みすぎず、ある程度の空白部分を残すことも大切なのです。