前回のブログで大判カメラ4×5(シノゴ)で使用するレンズの紹介をしました。
今回は大判カメラにレンズを装着する紹介をしようと思いましたが、その前にこのカメラに必要不可欠な三脚を紹介します。
今回紹介する大判カメラのジナーの重さは5kg程有り手持ちで撮影することは不可能です。(手持ちで撮影する4×5カメラも有りますが)この重いカメラを支える三脚は当然カメラ並みに重い三脚となるわけで、スタジオヒシキではGITZO(ジッツオ)を使用しています。
写真の三脚はジッツオ5型3段 G502 ギア式大型三脚。パイプの直径は最大40mmもある。
ジッツオはフランスのメーカーで、特に高剛性かつ堅牢な三脚・一脚と雲台で知られています。今ではアルミニウム三脚からカーボン三脚へシフトしていますが、アルミニウム三脚のこの無骨な雰囲気が私は好きです。
開脚
雲台から見るとこんな感じ。トップの丸いネジにジナーを取り付け、レバー3箇所で可動させます。
三脚にはセンターポールが付き、ギア機構によって重いカメラ機材でも正確・安全に昇降できる仕組みとなっている。
三脚を開いて使用したい場合は、脚チューブ根元にあるフックを手前に引くことで2段階開脚させることができる。
三脚と雲台の総重量は5〜6kgはある。
三脚と4×5カメラケース。助手をつとめていた頃は右手に三脚、肩にカメラケース、左手にレンズケースを担いでいました。体力がないととても撮影に行けないですね。肩が引きちぎれそうになります。
大判カメラのジナー。カメラをひっくり返した状態でケースに収納。
さて、次回はカメラを三脚に取り付け、レンズを装着した内容を書きたいと思います。