教会の玄関を開けるとなんとも不思議な空気感に包まれました。
トドマツの太い丸太組みがシンプルな構造でありながら美しいデザイン性も感じられます。
白く飛んでいますが、窓にはノエミ夫人がデザインした幾何学模様の和紙が貼ってあり、和紙を透過した柔らかい光が内部へ浸透しています。
足元にも光を感じます。
煉瓦造りの壁面
煉瓦造りの壁には壁面をズラしてスリット窓が入っていて祭壇の逆方向から光が入っています。室内に間接照明として北の光を取り入れているのですね。
祭壇から逆方向を見る。
窓一つ一つに幾何学模様の和紙が貼られていますがレーモンドの妻ノエミ夫人のデザインです。和らいかい光となって目を楽しませてくれます。
この空間の”抱擁感”にしばらく浸るとともに、アントニン・レーモンドの美的意識(宇宙)にただただ思いを馳せるのでありました。
さて、札幌聖ミカエル教会にも別れを告げ、次の目的地を目指します。
つづく