4×5(シノゴ)カメラに使用するレンズは、大判レンズ用のレンズパネルに取り付けたものとなっています。
レンズはドイツ製のシュナイダーとローデンシュトック。日本製ではフジノンとニッコールの種類がありますが、私が使用しているものはドイツ製のシュナイダーのレンズです。
私の師匠もシュナイダーを愛用していたので、プロの要求にも耐えうるその信頼性と高度な技術に裏打ちされた写りは確かなものと実感しています。
多種類に渡る焦点距離のレンズが用意されています。
このドイツ製シュナイダー社のレンズですが、レンズの種類によってネーミングが違います。私の持っているレンズだけですが、
・アポジンマー
・スーパーアンギュロン
・スーパージンマー
・アポデジター
・ジンマーS
何やら怪獣の名前みたいですよね。
大判レンズはどれも前玉、シャッター、後玉の3つのブロックにより構成されています。
シャッター部分には
①シャッターレバー(シャッターを切るレバー)
②絞りレバー(絞りを調節する)
③シャッターダイアル(シャッター速度を調整)
④セットレバー(シャッターが切れる様チャージする)
⑤シンクロターミナル(ストロボ使用時に利用)
⑥フォーカスレバー(ピントを確認するときのシャッター開け閉め用)
の操作部位があります。
この6箇所を操作してフィルムやイメージ・センサに露光を行うのです。