今回は私の所有する『Hasselblad 503CW』のカメラボディーの紹介です。
503CWが発売されたのは1996年。
1959年のHasseblad 500Cから続くハッセルブラッドVシリーズ(現在は生産中止)。今でも中古で人気の高いカメラですが、中でも503CWはシリーズ最終形態と呼ばれて人気です。
ちなみに私は1970年発売の500C/Mも持っていますが、今でも快調に動いているからホントよく出来たカメラです。
では、カメラボディーの外観です。
手のひらに収まるサイズ。カメラのデザインと質感にとてもセンスを感じます。(スウェーデン製)
ネームプレートが白く光ってカッコ良し。
フォーカシングフードの開け方。
フードのつまみを矢印の方向へ、ゆっくりまっすぐ垂直に上げる。
フォーカシングフードの側面プレートが折りたたまれ収納されている。
垂直になるまで上げると写真の様な状態になります。ちょっとした変身ロボットの動きで気分が上がりますよね。
フード内側のつまみをスライドするとさらに、
4.5倍のマグニファイアー(ルーペ)が跳ね上がる仕組みです。これでピントを正確に合わせることができます。
フォーカシングフードの閉じ方は簡単。マグニファイアーを元の位置に戻し、側面プレートをつまむようにして内側に折り、フードを閉じます。
次にフィルムの巻き上げに関して。
ボディ側面に巻き上げクランクが有ります。シャッターを押した後、クランクからレバーを引き出し時計回転に回すとフィルムの巻き上げが行われます。(※写真はフィルムマガジンは付いていません)
503CWの特徴として、この巻き上げクランクにワインダーCW(モータードライブ)を取り付けることができます。CWのWはワインダーの事ですね。自動でフィルムの巻き上げをしてくれるので撮影スピードは格段に上がります。
ワインダーを装着するとこの様なスタイルに。せっかくのスタイルが、、です。
そして、シャッターボタン。503CWのシャッターボタンではソフトレリーズという趣向が取り入れられていて、シャッターストロークは深め、柔らかいタッチのシャッターなのです。
ボタンに穴が空いていますが、レリーズという離れた場所からシャッターをきるためのアクセサリー取り付け穴です。
カメラボディの紹介は以上です。
次回はボディに取り付けるフィルムマガジンの紹介をします。
つづく