長野県立美術館の散策の最後に。
ミスト(霧)による美術館と風景が一体化する瞬間を観ずして帰れません。点検の為に水盤が張っていなかったのでミストも休みかな?と思っていたところ、学芸員の方が外を歩いていたので聞いて見ると間も無くミストタイムの事。
ミストは『霧の彫刻-Dynamic Earth Series Ⅰ-』として、作家 中谷芙二子 氏の作品でもあります。
上でミストが出るのを待つ。
出てきた!ゆっくりと幻想的な風景へと変わる。カタチあるものの輪郭がおぼろげとなり浮遊感が生まれる。
下では霧から声を上げて逃げる子供の姿が。子供達にとっては一種のアトラクション感覚なのでしょうね。
ミストタイムは平日4回、土日6回の様です。
《霧の彫刻》とは、特殊なノズルから高圧力で水を噴出させ、人工的な「霧」を大量に発生させて制作する「彫刻」作品である。生成された大量の霧は、その場の地形や気象の影響で、揺らぎ、拡散しながら全てを蔽い尽くし、周辺の風景を白い世界に包み込む。鑑賞者は、その中に踏み入れ、気象のわずかな変化を視覚化しながら漂い続ける霧を体感することのできる、自然と響き合う、媒介としての「彫刻」だとされる。
美術館の散策はほんと楽しいです!!
長野県立美術館の散策編は以上で終わります。ありがとうございました。
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